『崩れたキズナ』












++キャラ設定+

啓(ケイ)♂:20歳。黒髪メガネ。ダサくはない。
        カオルに対しては毒舌。ヤり仲の慣れた感じはあるけど
        恋愛になると頑なでウブだったり。世話焼きさん。独り言多し。

馨(カオル)♂:19歳。赤毛のツンツン頭。結構甘えたです。
          ガキっぽい。バカ。

*二人とも同じ背丈。けど、カオルの方が筋肉質です。
二人ともリバですがどっちかというとカオルは受けよりリバ。
ケイはただのリバ(笑)



++配役
ケイ:
カオル:



++本編++++

Nケイ or カオル:壊れたキズナ

Nケイ:家賃の分担。それを条件で俺、ケイと高校からの友人カオルは
     同居している。同居と言っても、お互い必要以上に干渉はしないし
     同居前と変わりあるところといえば、カオルとはヤり仲になったと言うくらい。
     どんな感じかと言うと、お互いたまった時どちらかが切り出す

カオル:ケイ、ヤろっか

ケイ:あ・・・ああ

カオル:んッ・・・ケイ、も少し強くやって・・・

ケイ:わかった。・・・口でする?

カオル:・・・いいのか?

ケイ:いいよ。慣れたし

(フェラ)

カオル:ん・・・あ・・・ッ

ケイ:こんな感じでいい?

カオル:ちょっ、ケイ、そのまましゃべんないでっ・・・ぅあ

ケイ:文句言うな。・・・ン・・・ン・・・。
Nケイ:お互い抜くだけ。それだけ・・・だったけど
     カオルが突然変なことを言い出して

カオル:ね、ケイ・・・キスしよっか

ケイ:は?・・・!あっん・・・ンンッ

カオル:っ・・・ケイ・・・

ケイ:ちょ、お前、ナニすんの!?

カオル:へへ。いいじゃん、キス、くらい・・・さ

ケイ:・・・・・・
Nケイ:始めて味わったカオルの唇は予想以上に熱くて
     一瞬で俺のナニかを溶かした。
     なんだろうか。
     ぎこちない。ゆらゆらと3本の線の間に置かれたビー玉は
     ひとつの衝撃で一瞬にしてどちらかへ転がりそうだった


カオル:ケイ、元気ある?

ケイ:は?

カオル:なんか、最近変だし

Nケイ:お前が変だよ(ボソ)いきなり部屋に入ってきて。
ケイ:別に、なんでもねぇよ

カオル:俺のこと、嫌いになった?

ケイ:初めからすきでもキライでもないし

カオル:うーわーひでえ・・・

ケイ:お前、そろそろバイトだろ

カオル:む〜・・・。じゃ、行って来るし

ケイ:ん

カオル:じゃあな!あばよ!

ケイ:ドアは静かに閉めろ!!・・・・お前が何なんだ。ホントに


ケイ:カオル・・・遅いな。いつも8時半には帰ってくんのに
  もう10時前じゃん。あいつバイクだしバイト先そんな遠いトコじゃないし
  帰宅に時間かかんねぇだろ普通・・・事故?タチ悪いのとからんだ・・・・?
  ・・・これって干渉・・・?いや、違う。断じて。
  同居人の帰りが遅くて心配してナニガ悪い。
  俺ヤツと暮らしてホント独り言増えたし。
  そうだ 全てはアイツのせいだ。まったくナニやってんだこんな時間までって  
  ・・・・ちがーーーう・・・・!

Nケイ:日に日に増える独り言と
     まさか、まさか、と後を追う心配。
     こんなんじゃダメだ。お互い、干渉はしないという約束で
     この部屋を借りた。そう・・・一年半前

(一年半前 回想)

カオル:お金が ナイ

ケイ:あっそう

カオル:冷たッ!?どうしよ、おれ、部屋借りれないって!なにこれ、こんなで7万?
     普通っぽいの10万越え? 街の物件なにゆえこんなに高いか!!!

ケイ:不動産屋の前で叫ぶな

カオル:うっ・・・うっ・・・いっそダンボールで暮らす・・・?

ケイ:あ゙ーあ゙ー五月蝿い。わかったよ。お前がいいなら二人で家賃分担すっか?

カオル:へ?

ケイ:お前にわかりやすい言葉で言うと、大き目の物件借りて
    二人で暮らす。家賃は半分ずつ支払う。一人4、5万ですむだろ。

カオル:・・・・おおお!!

ケイ:その代わり、お互い一切干渉はしない

カオル:・・・かん、しょお・・・?

ケイ:もういいよ、馬鹿が。

(一年半前 回想終了)


Nケイ:ノリで決めたようなもんだった。
     まあ こんな軽い仲だ。
     いつ切れても 切っても・・・なにもない

カオル:ケイ、こんなとこで寝たら風邪引くぞ?

ケイ:・・・・・・帰ってたのか

カオル:今帰ってきた。バイト長引いてさ〜帰りその辺でちょと寝てた。
      そしたらケイがリビングのど真ん中で寝転んでた。どしたの?

ケイ:お前、今不満か?

カオル:へっ ?

ケイ:お前・・・そろそろ金溜まって来ただろ・・・。もう一人でも平気なんじゃねぇの・・・

カオル:・・・ケイ?

ケイ:俺に合わせる必要、ないんだぞ。・・・好きなトコ行けばいい

カオル:ケイは俺に出て行って欲しいの

ケイ:?どうして

カオル:その言い方、そういってるふうにしか聞こえない

ケイ:違う。違うって・・・な、カオル・・・・・・好きだよ

カオル:ぇ・・・・・・へっ・・・?あ、・・・え?う?お?・・・あっ!ケイ、酒!!入ってる!!

ケイ:叫ぶな五月蝿い馬鹿クソヤロウ

カオル:はいっスミマセンっ。・・・・ケイ?

ケイ:うん・・・なに

カオル:俺のこと好きなの?

ケイ:さっき言っただろ、トリ頭

Nカオル:酔った時のケイさん、優しいのか怖いのか・・・ノリがつかめませんとです・・・!!
カオル:うん、えっと俺も好きだよ、ケイのこと

ケイ:フーン

Nカオル:フーンて、あんた!フーンて!!
カオル:け、ケイ?

ケイ:ん・・・・ぐーぅ・・・

カオル:って、寝るし!!

ケイ:ぐー・・・

カオル:・・・好きって・・・そういう意味だろ?・・・な、・・・ケイ。

Nケイ:完全に全てが崩れたとき。おれはまだそれに気づいていなかった。


(次の朝)

カオル:おはよー!

ケイ:?おはよう・・・

カオル:へへへっ♪

ケイ:ナニ笑ってんだ、気色悪い

カオル:だって・・・だってさ、だってそうだろ!?

ケイ:ナニガだよ。お前、頭平気か

カオル:ナニガ・・・って、ケイ、覚えてねぇの?

ケイ:何を。

カオル:昨日、好きだって言ってくれたじゃん!!

ケイ:はぁああぁぁあぁあ〜?

カオル:ケイ、その言い方凄くそれ傷つくからやめて。

Nケイ:なんだってんだいきなり・・・
     昨日の夜、あの後俺は飲んだ。うん、で、ほどほどにと思ってそのまま寝て。
     って、あれ?そのまま寝たのに何で自分の部屋に居たんだ、俺


ケイ:・・・・カオル・・・

カオル:はい!なんでしょう、ケイさん!

ケイ:そのノリキモイ。いや、それは今どうでもいい。昨日のことは忘れろ

カオル:・・・っえ

ケイ:俺、寝ぼけてお前に何か言ったんだと思う

カオル:ナニソレ!!?やだよ、おれ、え!?や、やっと両思いかと思ったのに!!

ケイ:お前は中学生か?・・・ってか、やっとって・・・

カオル:昨日はケイ疲れてたっぽかったから言えなかったけど
      前から俺ケイのこと好きだし、ダイスキだし、愛してるし、
       ヤり仲になって俺もうパラダイスだったけど、でもさ、俺
       やっぱちゃんとケイと付き合いたいって思っててだってこんなに好きだし愛しt

ケイ:それ以上話すな!

カオル:・・・け、ケイ?

ケイ:なにそれ、お前・・・ふふっはははっ

カオル:け、ケイ。ゴメン。ちょとなんか踏んだ?はずした?俺?

ケイ:お前・・・踏み外しまくり。けど、意外と当たってんのかもな

カオル:へ?え?へ?

Nケイ:知らないうちに俺は凄いことをしでかしてくれてたようだ。
     同居人。そのキズナは見事に崩れて また、ナニカ出来上がってしまった
ケイ:カオル、お前それでいいんだな?

カオル:え?あ、はい?

ケイ:俺と付き合うって。

カオル:勿論!!!ていうか、是非!!

ケイ:・・・俺も、ずっと好きだったよ

カオル:ぇ ずっと?

ケイ:そういうわけだ

カオル:・・・・っなぁ、ケイ!!キス、していい?

ケイ:いちいち聞くな、馬鹿・・・

カオル:ン。ごめん




++END++



















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2005.10.14